パピヨン
「ねーちゃん、一晩いくらだ?」
路地一本入れば、こんな酔っ払いはゴロゴロいる。
「売り物じゃないわ」
うんざり顔で、通り過ぎようとした。
いつもなら、母か弟分の悪ガキどもと一緒に通るようにしている道だが、今夜はたまたま一人で帰るはめになってしまった。それで早速、ヒゲ面のオヤジに捕まったというわけだ。
「そう言うなよ。いいだろ?」
「酒くさい息かけないでよ!」
図々しい手を払いのける。酔っ払いは血走った目でにらみ下ろしてきた。
「このガキ、つけ上がりやがって!」
脅しのつもりだろうが、握りこぶしを振り上げる。
「・・・ふん」
パターンはお見通し。身軽な身体を滑り込ませるように相手の懐に入り、強烈なアッパーを繰り出す。ピッタリあご下に決まり、男は吹っ飛んだ。
「うわっ!」
ドサドサと愚鈍な音を立て、ゴミの中に倒れこむ。いい気味だ。
「甘く見ないでよね!」
「お見事だな」
ぱち、ぱちと拍手の音、振り向けば一人の男が壁にもたれ、煙草をふかしながらこちらを見ていた。
黒い髪と瞳は、ここイェンタウンの民にも似ているが、明らかに異国の男であることはたたずまいからも分かった。
(・・・あの人だ)
心音が一段高くなるのを感じていた。
アゲハは、このイェンタウンに住む少女である。
貧しい街で父親のいない家に生まれ育ったが、若木のようにすくすく育ち、学校にまで通えているのは、大好きな母のお蔭だった。
母親はグリコという名だ。この街ではちょっと名の知れた歌姫であり、娼婦である。母がアゲハの歳の頃には、既に夜の務めに出ていたのだという。
そのようにして、女手一つで自分を育ててくれ、学校に入れてくれたのだ。アゲハは母を誇りに思っていた。
格闘にも多少の心得があるのは、以前近くのアパートに住んでいた黒人のおじさんに教えてもらったからだった。その男は元ボクサーで、かつて世界チャンピオンにまで上り詰めたのだといつも自慢気に語っていた。
グリコに入れ込こんでしばらく滞在していたおじさんは、やんちゃなアゲハには良い遊び相手で、いくつかの基本と技を教えてくれたものだった。
自称世界チャンピオンの教えがうまかったのか、それとも少女に才能があったのかは定かではないが、彼が去る頃には自分を守れるだけの力は既につけていた。いつだったか、からんできた悪ガキどもをのしたら、それ以来彼らに『ボス』と呼ばれるようになり、まとわりつかれるようになっていた。
そんなアゲハだが、今は学校の後にちょっとしたアルバイトをしている。といっても、この国の少女たちがよくするような仕事ではない。母が歌を歌っているお店で、ウェイトレスのようなことをしているのだ。
今日も、いつものようにバイト先に行った。真っ先に目についたお客が、この人だった。
黒い髪に黒い瞳の、異邦人。
どこか陰があるようで、ひっきりなしに煙草を吸っていた。
そして、誰もがそうであるように、母の歌う姿に見とれているように見えた。
アゲハは彼が一人で座っているテーブルに呼ばれてもいないのに近寄っては、灰皿を換えたり食器を片付けたり、必要以上に働いた。
横顔を盗み見ては、甘いドキドキに浸ったりもした。
初恋なのだと、自覚していた。
まさか、こんなところでまた会うなんて。
「ど、どうして・・・」
「女の子が危険な目に遭ってるとこに通りがかったものだからな」
短くなった煙草を捨てて、ちょっと笑っている。
「そんなヤワな子じゃなくて、安心したよ。・・・さっきの店にいたな、おまえ」
「あ、あそこでバイトしてるの・・・」
顔を覚えてくれていたんだ!
でも彼は、もう背を向けかけている。このまま黙っていれば、行ってしまう。
「ま、待って」
夢中で呼び止めた。ここで別れてしまっては、もう二度と会えないかもしれない。
男は、肩越しに振り向いた。また煙草をくわえている。
頭で考える前に、言葉はもう出ていた。
「家まで、送っていってくれない・・・?」
彼はなぜか不意をつかれたような顔をした。煙草を指にはさんで持って、白い煙を吐く。再びこちらを向いてくれたときには、さっきの微笑が戻っていたけれど。
「・・・そんなに強いんだ、ボディガードなんて要らないだろ」
声の調子が、どこか皮肉っぽい。違和感を覚えながらも、アゲハは必死だった。
「でっでも、一人で帰るなんて滅多にないことだから・・・怖くて・・・」
怖い、なんていうのは大ウソだけれど。
異国の男は唇を歪めるようにして、また煙草をくわえた。見抜かれている。
それでも、こう言ってくれた。
「・・・ま、いいだろ。どうせヒマだしな」
「あ、ありがと・・・」
ホッとしても、胸のドキドキは止まらない。色んな仕草を見せられて、そのいちいちにときめていている。待ち望んでいた初めての気持ちは、苦しいけれどこの上なく快いものだった。
歩きながら名前を聞くと、高砂、と姓を名乗った。名の方も聞いたけれど、教えてくれなかった。
昔の職場に向かう途中でこのイェンタウンに立ち寄ったのだという。
質問には答えてくれるけれど、本当に少しのことしか語らない。それでも、アゲハには嬉しい時間だった。一生懸命、色んなことを聞いた。
彼のことを出来るだけたくさん知りたい。声を聞いていたい。
そう願って、わざと遠回りしてゆっくり歩いていたのに、やがて無常にもアパートの薄汚れた壁が見えてくる。
一瞬がっかりしたけれど、いいことを思いついて、高砂の横顔を見上げた。
「ここが私の家なの」
「そうか」
アゲハはさりげなく切り出した。
「あの、ちょっと上がっていかない? お礼にお茶でも飲んでいって」
今夜は母が帰ってこない。またとないチャンスに、アゲハの覚悟はこのとき既に固まっていた。
「ここ、おまえの部屋なのか?」
「うん」
熱いお湯でコーヒーを二ついれた。マグカップを持っていくと、高砂はアゲハの勉強机の前に座っていた。
「あのね、見て欲しいものがあるの・・・」
「何だ?」
「これ・・・」
白いブラウスのボタンを外す。一つ、二つ。
上目遣いで様子を窺うと、高砂は特に何も変わりなく、映画でも見るような感じでこちらに視線を注いでいる。
体がほてるのを感じた。見られて、ドキドキしている。
少し震える指で、ブラウスを開いた。
飾り気のないブラジャーに包まれた小さな胸の間に、何か黒い痣のようなものがある。
よく見えるようにアゲハが近づいてきた。
・・・蝶だ。アゲハ蝶が、少女の白い肌の上に黒い羽を広げている。
「タトゥか・・・見事なものだな」
高砂は素直に感心していた。黒で彫られた左右対称の蝶は、部屋の明かりの下で輪郭くっきりと目に映る。残像となって残りそうに、それは鮮やかな美しさを誇っていた。
「ママに言われてるの。本当に好きな人にだけ見せなさいって」
ストレートな告白だった。
「それでお前の名前、アゲハか・・・」
「アゲハって言葉知ってるのね。そう、スワロウテイルバタフライ・・・ねえ」
開いたブラウスを握ったまま、もう少し近づく。椅子に座った高砂の膝までにじり寄った。
蝶が鼻先に迫ってくる。
「あたしを、抱いて」
迷いはなかった。
「冗談はよせ。それともここは売春宿か?」
不快そうに顔を背けられても、引き下がれない。
「あたし、あなたのことが好きなの。好きな人に、抱かれたいの!」
母のグリコは多くの男性を相手にすることを生活の糧としているけれど、それでも、初めての思い出は素敵なものだったと娘に語った。『好きな人に、抱かれなさい』それが、母の教えだった。
アゲハの必死の想いは、高砂にも伝わっていた。それほど鈍くはないし、知った上で無下につっぱねることまでは出来ない。
手を伸ばして、ぽん、と頭に載せてやる。つやのあるライトブラウンの髪をくしゃり撫でた。
「焦ることはねーよ。イイ男に出会えるさ」
ふるふると頭を振る。ひらめきにも似たインプレッションは、大切にするべきだとアゲハは知っていた。
そう、この人みたいなイイ男になんて、滅多に出会えるものではない。これを逃したら一生ないかもしれないから!
「そんなに俺と寝たいのか?」
ぼんやりと、目の前のアゲハ蝶を眺める。まるで標本のようだ。飛び立たせたいのかも知れない・・・何となく、そんなことを思う。
「セックスなんて、お前が思っているほどキレイでもないし、イイものでもないぜ」
憧れを持つのはいいけれど、現実を知る時期ではないだろう。
それでも頑なな少女の瞳を見て、ヤレヤレと肩を上げる。子供だから、なんて言うつもりはない。真剣だからこそ、困らせるのだ。
少し分からせてやるしかないのかも知れない。
次の煙草に火を点けると、いきなりズボンに手をかけて前を開けた。
ギョッとしたアゲハには、声も出せない。
「舐めてみな」
わざと乱暴に頭を押さえ込んで、近づけてやる。うまくいけばこれで諦めてくれるかと思いきや、アゲハは従順だった。
こわごわ手を触れ、そうっと唇を近づける。初めて見るもの、触れるものだ。躊躇しないわけはない。
「・・・な、キレイなものじゃないって言ったろ」
「・・・ううん。あなたのだから・・・」
自身に言い聞かせるようにしながら、舐めてみる。
「こうすれば、いいの・・・?」
稚拙ながら一生懸命舌を使ってくる。健気な態度と相まって、ますます感じさせてくる。ヤバイ、と、思った。
「・・あ」
男の変化に、アゲハはさすがに驚いたようだった。苦しくなって、口を離す。
「・・・おっきくなった・・・それに、硬くなってる・・・こんなに」
率直な言葉に、苦笑する。
「・・・コレがお前の中に入るんだぜ・・・痛くて泣くから、やめた方が・・・」
ぎゅっと握られて言葉も途切れる。高砂は小さく息を吐いた。
「・・・痛くしていいよ・・・そんなの構わない」
いっそ刻印のように体に刻んでくれればいい。
指きりをするような気持ちで、アゲハは熱いものに再び唇を寄せた。
「・・・よせよ」
「ねえ、これでいかせること出来たら、抱いてくれる・・・?」
「おまえ、何てこと言うんだ」
とても十代半ばの少女の口から出た言葉とは思えない。
アゲハは答えず、その口でくわえた。初体験だけれど、知識が全然ないわけではない。
街角で少女が客を引くような街で生まれ育ち、母や知らない男たちの嬌声を聞きながら勉強をし、学校に行けば興味津々の友達たちと色んな話をしているような環境なのだ、知らないわけではなかった。
最初はビックリしたけれど、一目ぼれした素敵な人を相手に実践できるんだから、嬉しくてしょうがない。
色々なところを舐めて、吸って。反応を見て探る。気持ちよくさせるやり方を。
「おい、離れろ、出ちまうぞ・・・っ!」
それでもアゲハはやめようとしない。ますます激しいストロークで、追い詰める。
「・・・う・・!」
短くうめいて、高砂は身体を硬くした。
口の中に溢れる温かい液体を、アゲハは残さず受け止めた。そのまま飲み下す。顔を見上げて、うっとりと微笑んだ。
「おいしいよ・・・」
「ウソつけ」
きまりが悪い思いになりながら、ズボンを上げる。健気に笑うアゲハの濡れた唇を見て、もう、犯してしまったんだと感じた。
「ねっ、約束だから、してくれるでしょ・・・」
「お前が勝手にした約束じゃねぇか・・・ったく仕方ねえな」
熱意に動かされたというよりは、本能に直接働きかけられて抗うことが出来なくなった。
愛している女がいるからとか、相手が子供だからとか、そんなことはもはやストッパーになり得ない。
倫理観が希薄なんだなと自嘲しながら、片膝にアゲハを座らせる。
「泣いても知らねえぞ」
頭の後ろに片手を回すようにして固定し、唇を押し付ける。口の中を、舌でまた犯した。微かに生臭くて、苦い。
十分な凌辱ののちに離してやると、アゲハは息を吐きながら初めて名を呼んだ。
「・・・タカサゴ・・・」
無意識のうち、両手で背中にしがみついていた。
「レンゴ」
「え?」
「煉吾って呼べよ」
普段、ファーストネームで呼ばせることはなかった。
今は特別だ。
子供のような声で、そう呼ばれていたことを思い出すから・・・。
「・・・レンゴ・・・」
吐息が混じる。
「いい子だ、じっとしてな」
胸元をはだけて、胸の蝶を改めて眺める。繊細なタトゥは、まるで生まれたときからの痣であるかのように、少女の肌に馴染み、模様を広げていた。
口づける。羽をなぞるように舌をはわせ、それから強く吸った。
蝶が赤く染まり、その鮮烈な美しさはまるで今にもはばたきそうに見えたのだった。
「服脱いで、ベッドに行け」
アゲハを膝から下ろして、自分も立ち上がる。
さすがに少し躊躇しているアゲハの目の前で、まずは自分から脱いだ。
「・・・・!」
目を逸らせないでいたアゲハは、思わず息を呑む。
彼の体は傷だらけだった。特に胸の傷はアゲハの眉をひそめさせた。大きく袈裟に斬られた痕。縫合の跡もあるが、アゲハが見てもとてもきれいとは言えたものではない治療跡だった。
「怖いか?」
オバケの話で怖がらせるみたいに、煉吾は尚更見せびらかしている。
動揺を出来るだけ悟られまいと、アゲハは一度唇を噛んだ。
「・・・どうしたの、これ・・・」
「ちょっとな」
『ちょっと』なんてケガではない。一体この人は何者なんだろう・・・。
「実は殺人鬼・・・だったりしてな」
「・・・殺してもいいよ」
本当の気持ちだった。もし抱いてくれるなら、その後殺されたって構わないとすら思っていた。
「んなこと、簡単に言うんじゃねーよ」
自分から言い出したクセに。
ズボンも脱ごうとする煉吾に背を向けて、ブラウスのボタンを外した。
「レンゴ、恋人とかいるの・・・?」
「いいや」
「じゃ、好きな人は?」
「・・・いるよ」
こんな小娘に、何を正直に答えてやっているのだろう。
「どんな人なの?」
「おしゃべりは終わりだ」
のしかかるようにして、キスで黙らせる。
よく見たいから、明かりはつけたままにしてある。発達し切れていない乳房を手のひらで包むと、蝶の羽が動いた。
先の方をちょっとつつく。
「痛くないか?」
アゲハはくすっと笑っていた。
「優しいねレンゴ。好きにしていいのに」
痛くたって構わないって、さっき言ったのに。
愛がなくても、好きじゃなくても構わない。欲望だけで求めたっていい。好きな人の身代わりにだって喜んでなろう。
ただ抱いて、思い出を残してくれたら、それでいい、満足だから。それ以上は求めないから。
「あ・・・っ」
「反応いいな。ガキのくせに」
びくんと反らした胸に更なる愛撫を加える。
言い訳や大義名分なんて面倒だ。目の前の据え膳を食うだけ。誘われてその気になったから、やるってだけだ・・・。
右手で肌をなぞってゆく。胸元から下って、胃の辺り、おへそ、下腹・・・。滑らかな手触りに期待は高まる。
「・・はあ・・」
何をされるか分かっているのだろう、脚に無意識に力が入る。軽く開かせて、目的の場所に指を潜らせた。まだ固いところを少しずつほぐすように優しい刺激を与えてゆく。反応を見ると、アゲハは恥ずかしいのか、頬を赤らめ目を閉じて顔をそらしていた。
「ちゃんと見ろよ。これからおまえのヴァージンをもらう男をよ・・・」
少し乱暴に顎を掴んで正面を向かせると、素直にまぶたを開いた。恍惚とした表情が、煉吾の気持ちを高める。
少女のような女のことを思い出していた。あの月の夜に、男を知らないくせに瞳だけで誘ってきた女のことを。
「うう・・ん」
やがて、熱い淫液が指先にぬるっとからみついてくる。湿った音があられなく部屋に響き始めた。
「準備できてきたな」
胸をいじられ、舐められるとゾクゾクする。脚を開かされ、指で触られたときにはさすがに抵抗を感じたが、すぐに流されてしまった。
ヘンな気分だ、とても。ぼうっとして、ムズムズして。
あるいはこれが「気持ちいい」ということなのか・・・?
「・・・ああー・・・」
声も勝手に出る。体も動いてしまう。
明かりをつけたままの見慣れた部屋、自分のベッドの上で、今日初めて会ったばかりの男の人と、こんなことをしている・・・。
現実感が遠ざかる。自ら立てる音と声に導かれて、ふわふわ夢の中・・・。
目を半分だけ開けて、好きな人を見ていた。深い瞳にますます惹かれる。
何をされても、後悔しない・・・。
「じゃ、入れるぜ」
「・・・・うあっ!」
痛みが体を貫く。ギシ、とベッドも悲鳴を上げた。
煉吾は構わず、けれどゆっくりと、奥を目指した。
「キツいな・・・締め付けすぎだ」
「わ・・・ワザとじゃないもの・・・」
この状況で答えてくるとは、面白い娘だ。煉吾は楽しげに笑って、唇にキスをやった。
「痛いだろ?」
「いいよ大丈夫・・・もっと動いて。レンゴの気持ちいいようにして」
痛いのなんて何でもない。嬉しさの方がよほど大きいから。
「・・・いい子だ」
頭をぐりぐり撫でて、ぐっ、と動いてみる。顔が苦痛に歪んでも、欲しがっているのだから容赦しない。
「あー・・・」
「心配すんな、すぐ終わる・・・」
こんなにキツい中で動いていて、長くもつわけはない。二度目の快楽はもうすぐやってくるだろう。
加速させて気を高めてく。そのたび、アゲハは痛そうで、嬉しそうだった。
「・・・くっ・・・」
何の用意もなかったので、行き着いた証はアゲハの肌に出した。白く粘っこいものが、胸の蝶を汚すのを、ぼうっと見ていた。
「あたし、学校を卒業したら、この国を出て外国に行くの。広い世界を見るの」
「・・・そうか」
アゲハ蝶を指でなぞる。羽を持っているのだ、飛び立ちたいのだろう。
アゲハはくすぐったそうに身をよじり、笑って言った。
「だから、また会えるかもね!」
何の裏付けもない。まして約束なんてない。
だけど、この世界でお互い生きている限り、それはあり得ないことでもない。
やがて眠りに入っていった娘を腕の中に抱いたまま、煉吾も少し、眠った。心地よい疲れの中でまどろんでいた。
・あとがき・
アゲハ、久々登場〜と思ったら、裏だったり(笑)。
今回は私の大好きな煉吾との「ありえないカップル」ということで裏小説です。
オモテのネタでも考えてみたんですけどね。気が向いたら表ヴァージョンでも書くかも。
書きたかったのは「そんなにキレイなものでもイイものでもない」って煉吾のセリフと、胸の傷。それに好きな人にだけ見せることにしている蝶のタトゥ。
アゲハは思い切りが良くて、臆さない娘ですね。
映画の「スワロウテイル」でもボクシング教えてもらって、悪ガキどものボスになっていたので、それにならって書きました。
レンゴとアゲハがどこでどうやって出会うかちょっと考えつかなかったんだけど、アゲハがバイトしていることにしたらすんなりと。
私個人的にはロリ好きっす。でも今回はあんまりロリってこと強調しないで書いてみた。煉吾はロリコンじゃないだろうし。
タイトルは島谷ひとみの歌から。いつか何かのタイトルに使いたいなーって思っていたし、胸に蝶を持つアゲハにぴったりかも? と思って。イェンタウンはアジア系だしね。
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