・あとがき・

神闘士のトリとして、ハーゲン登場です。
こんなにあからさまに女の子に想いをかけているキャラって、聖闘士星矢では珍しいんじゃないでしょうか。邪武とカシオスと映画版のフレイくらい?
アニメでは、もう氷河とフレアの言うことなんて全く耳に入らないくらい嫉妬しまくっていたなあ。幼いフレアとハーゲンは可愛かった。
それだけに最期が哀れでしょうがありませんでした。精一杯手を伸ばしていたフレアの姿が、もう・・・。
ここでは、本当に幸せになってもらいたいです。でも、フレアの方がちょっぴり鈍そうなので、ハーゲンの想いはなかなか伝わらないかも。

ハーゲンは単純で荒っぽい性格なんだろうね。牡羊座っぽいよね(笑)。
すぐ熱くなる。顔もすぐ赤くなる(笑)。ケンカっ早いけど、水に流すのも早い。フレア様に対する恋心を隠そうともしない。そんな感じ。
本文でも書いたけれど、北の国に住んでいてあの浅黒い肌って珍しい。特訓で焦げたのかな。おかっぱ頭も珍しい。他にファラオくらいか?

廊下で出会ってそのまま立ち話って、シドと同じパターンなのでつまらないかな、もっと盛り上がりが欲しいかな、などと考えていてなかなか書き進めることができなかったのですが、パッと書きたい気になって手をつけたら、どんどん進みました。やっぱりタイミングよね〜。
フレア様やジークフリートも、書いているうち自然に顔を出してくれた感じです。

ボーイフレンドって、今はあまり使わない言葉かもしれませんね。
ちゃんにとって、ハーゲンは本当に気のおけない男友達なんですね。あれだけフレア様にラブラブだと、ちゃんにも恋心なんて芽生える隙もないみたい。
男女間に友情は存在するか? なんて話になれば長くなりそうですが、同性の友達と同じような存在があってもいいんじゃないかなと思って、タイトルを「ボーイフレンド」にし、そういう対象としてハーゲンを描いてみました。
愛想笑いをしなくてもいい相手、言いたいことを気兼ねなく言える相手って、大切だと思います。「こんなことを言ったら笑われるかな」「傷つけちゃうかな」と遠慮しすぎて何も言えなくなってしまう私だけれど、そういう相手が数少なくてもいるから、大丈夫。
ちゃんにとって、ハーゲンこそがそういう人なんですね。素の自分でいられる。実は恋人にするのにいいのかも。でもハーゲンはとにかくフレア様だから、ダメだけど(笑)。

蛇足ですが、「ボーイフレンド」に関する私自身の思い出話をひとつ。
ずっと昔、兄が母に、「ボーイフレンドってなに?」「ガールフレンドってなに?」と聞いていたんです。きっと覚えたての言葉を使ってみたかったんでしょうね、何度も何度も同じことを聞いていた。私たちの母はにこやかに何度も「男の友達のことよ」「女の友達のことよ」と答えてあげていました。
それを見ていた私、無性に仲間に入りたかった。兄が聞く同じことを、母に聞いてみたかった。それで、早速言ってみました。
「おかーさん、「ぼーるふれんど」って、なに」
母は笑って、「ボールの友達のことじゃない?」
兄は大爆笑。
私は、なぜ兄と同じ答えがもらえなかったのか分からず、更になぜ笑われているのかも分からず、きょとんとしていたものです。
・・・ただそれだけなんですが、かなり幼いころの話なのに私の中で色濃く残っている記憶なので、ちょっと披露したかったんです(笑)。


第11話・


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