END





・あとがき・


聖闘士星矢を好きになったのと同時に、私は星座やギリシア神話の本を読みまくりました。
その中で、ギリシア神話のハーデスとペルセフォネの話は昔から私大好きで、憧れでした。見初められて強引にさらわれて求められるというのに、思春期の少女はメロメロだったのですね(笑)。
で、このエピソードのお蔭で神様の中ではハーデス(当時から「ハデス」と呼んでいましたが、ここでは「ハーデス」と呼ぶことにします)が一番好きになって。いつかマンガにするとか、現代風にアレンジするとかして自分でも書きたいな、とずーっと思っていたんです。
まさか今、こんな形でその夢を叶えることが出来るなんて。
「色のない世界」というタイトルを見たときから「これは冥界だな」と思って。
もう少し早かったら、ラダマンティスの「冥界の光」には間違いなくこの題を持ってきていたんですが。
ハーデスドリームとして前々から大枠は考えていました。「現代版ペルセフォネ!」って。

権力のある男にさらわれるストーリィというのは、当時からよく書いていました。そういうのにときめくもので。
でも、女の子の彼氏が助けに来ることになっているので、その男の望みは叶えられることはなかったんですよね。
こんなふうに、強引にさらってきた男の望みどおり結婚してしまう、という話を書くのも初めてでした。

ちゃんは、当初いつものようにもっと幼い感じの子にしようと思っていたんだけど、あまり幼いと結婚自体支障があるし、泣いたりして話が先に進まなそうだったので、珍しく女子大生にしてみました。
向上心があり、年齢の割にとてもしっかりした女の子です。
高価なモノよりも、外見よりも、大切なのは心だってこと知っている。
ちゃんなら、冥界の女王になっても、自分の求める道を歩き続けるんじゃないかな。それがハーデスの惹かれた「輝き」なんだから。

ヒュプノスとタナトスを出せなかった・・・。いくらハーデスの見初めた人でも、結婚前にエリシオンへは行けないだろうなぁと思ったので。きっとこの数日後くらいに訪れるんだろう。挨拶は披露宴で交わしただろうし。

色々入れたらとても長い話になってしまいました。私、いつもメモ帳に打ち込んでいるんだけど、容量オーバーになってしまって二分割せざるを得なかったよ。こんなの初めてだ。
アテナとハーデスのシーンとか、結婚式や披露宴のシーンとか、もっと詳しく書いてエピソードもう少し含めれば、これは立派な長編ドリームになったのではないだろうか。
ハーデス相手の長編ドリームって受け入れられるのかは謎だけど(笑)。
ハーデスドリーム自体珍しいですよね。ハーデスって性格とかよく分からないから・・・思い切り自分仕様にしてしまいました。
昔から私が作っていたハデスのイメージともまた違う。誰だろうこの人は、という感じです。
でも、愛を最後まで疑っていたじゃないですか、ハーデスって。だからここでは思い切り恋愛して欲しかったのです。
傲慢なのは神なので、仕方ないというかご愛嬌。





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