フェンスの向こう
金曜日の放課後は、いつもよりもずっと賑やかで、わくわくの雰囲気に満ちている。
「ちゃん」
道具をしまっていたら、クラスメートたちが数人、やってきた。男の子は瞬と邪武、女の子は沙織にエスメラルダだ。
「私たち、これからみんなでカラオケ行くんだけど、ちゃんも行かない?」
沙織はものすごい財団のものすごいお嬢様のはずなのに、金曜日の放課後にカラオケに行ったりするらしい。あの怖そうな執事に怒られやしないんだろうか。は、執事のぴかぴかのハゲ頭を思い出していた。
「行こうぜ、」
邪武が弾んだ声で誘いを重ねた。沙織と遊びに行けるから浮かれているのは一目瞭然だ。
本当に邪武の態度は分かりやすすぎる。沙織のためだったら馬にまでなりそうな勢いなんだから。
「ごめん、私、ちょっと寄っていきたいところがあるから」
「そっか、残念」
「でも来られそうだったら、連絡ちょうだいね」
いつもながら、瞬とエスメラルダはよく似ている。これで血の繋がりが全くないというのだから驚きだ。
「うん。ありがと」
手を振るとみんなは楽しそうに教室を出てゆく。
あらかたクラスメイトたちがいなくなってから、もカバンを持った。
グラウンドのフェンスのそばが、の指定席だった。
ここはサッカー部専用のグラウンドで、放課後はいつも元気な声が飛び交っている。
「いったぞー、星矢」
「おう!」
はとっさに胸元を押さえた。その名前と声を聞くだけで、苦しくなるから。
フェンスの向こうを見つめている。
広いグラウンドを駆け回る、彼の姿だけを追っている。
どん!
いきなり背中を叩かれて、口から心臓が飛び出そうなほど驚いた。
目を白黒させながら振り向くと、クラスメートの女の子がにこにこ・・・いや、にやにやして立っているのだった。
「美穂ちゃん」
髪を二つ結びにした美穂は、ぴょん、と跳ねるようにに接近する。
「また星矢ちゃんを見てたのね」
からかう言葉に素直に頬を赤らめた。
「もっとカッコいい人いっぱいいるのに、何でよりにもよって星矢ちゃんなんだか」
美穂は星矢と幼馴染だ。だけど幼馴染のセオリーには反し、ほのかな恋心などはないらしい。
美穂はとにかくミーハーで、カッコいい人を探すのに余念がない。がサッカー部の練習を見に通うようになったのも、彼女に『サッカー部のコーチがカッコいいの! 一緒に見に行かない!?』と誘われたのがきっかけだった。
はコーチではなく星矢に心を奪われ、美穂は日替わりのように次々とアイドルを見つけているわけだが・・・。
「星矢ちゃんなら、いつでも紹介してあげるわよ」
「しっ紹介なんて・・・私はここから見ているだけで・・・」
近付いたり話をしたりするなんて、とんでもない。そんなことをしたら倒れてしまうかも知れない!
想像してもだえるを、美穂は面白そうに見守っていたが、ふと腕時計を覗き込むと慌ててカバンを持ち直した。
「見ているだけじゃ何も始まらないわよ。じゃあ私、ミスティ様に手紙渡してこなきゃいけないから、ばいばーい」
「さよなら」
ミスティというのは、高等部のおねーさん・・・いや、おにーさんだ。最近の美穂の恋は彼に注がれているらしい。
節操ないなーと思ったりもするが、あの行動力を少しは見習いたいのも確かだった。
自分は、こうやって、フェンス越しに見つめているしか出来ないんだから・・・。
美穂に手を振っていたら、視界の端に金ぴかの物体があるのに気付く。よく見ると、背後の木の下で座禅を組んでいる人がいたので驚いた。いつの間に。
長い金髪で、いつも目を閉じている・・・あれはシャカ先生だ。
ここは宗教等には何の関係もない学校のはずなのに、何故か仏教の時間がある。そのときに教えてくれるのが、このシャカ先生だった。
ちょっと変人だけど、とにかく麗しいので女の子たちに人気がある。もちろん美穂も騒いでいた。
それにしても、こんなところで座禅しなくたって。
(ナムアミダブツ・・・)
何となく拝んでしまうだった。
「ちゃん」
両手を合わせた間抜けなポーズのときにいきなり呼ばれて硬直してしまう。
「氷河先輩」
一級上の二年生だが、何故か面識がある先輩だ。目立つ金髪、ロシア人とのハーフというだけあってとてもきれいな顔立ちをしている。
「どうしたんですか? こんなところで」
言ってから、それは自分にも当てはまるセリフじゃないか、と思ってしまう。
氷河は、さり気なくの隣に立った。
「いや・・・君はいつもここにいるんだね」
「はっはい・・・」
続く言葉もなく、うつむいてしまう。
氷河も何も言えなくなった。もともと言葉で伝えるのは不得手だし、気になる女の子のそばであれば尚のこと。
姿を見かければ何とか話し掛けたりしているが、いつもこんな沈黙になってしまうのが、彼の悩みの種だった。
「えっ、と、ちゃん・・・」
それでも何とか話題を繋げようとしたとき。
「氷河、探したぞ」
「せっ先生」
化学教師のカミュがやってきた。
「部活をサボって何をしているんだ?」
「すっすみません・・・」
をちらっと見ると、先生に会釈をしている。
せっかく話し掛けるチャンスだったのに。いつも尊敬しているカミュ先生を、今に限ってはちょっと恨みたい気持ちの氷河だった。
(それにしても、あんなサッカーバカのどこがいいんだ)
去り際にグラウンドを一瞥する。
サッカーバカは、一番元気な声を張り上げて走り回っていた。
(・・・氷河先輩、何か用事があったのかなぁ・・・)
このニブいに、氷河の想いが伝わる日はやってくるのだろうか。
「よー、バカ面して何見てんだ、」
何だか今日はやたらに声をかけられる。まるで同級生の男の子のような気軽さだが、やってきたのは先生だった。
「デスマスク先生」
銀の短い髪をしたデスマスク先生は、ポケットに手を突っ込んだ格好で近くまで来ると、にニヤリ笑いかけた。
「金曜の放課後だってのに一人か? よし、俺が保健体育の課外授業をしてやろう。早速体育倉庫に・・・」
「先生は歴史の先生でしょ!」
しかもどうして体育倉庫!? と突っ込みながらも、肩を抱かれてドキドキする。別に好きとかではないが、こんなに接近されてドキドキせずにいられるだろうか。
デスマスク先生はいつもこんな調子で、普通だったらセクハラ教師と言われるところだろうが、なぜかそういう問題は持ち上がらないのだった。イタリア人だからかも知れない(?)。
「じゃあ俺これからナンパしに行くけど、一緒にどうだ?」
「どーして私が先生のナンパについて行かなきゃいけないんですか〜」
「ちっ、ノリの悪い奴だ」
と言いながらも笑って、頭をなでくりしてくれる。
「じゃあ、早く帰れよ。悪い奴に襲われないようにな」
「は〜い」
ようやく先生らしいことを言って、ナンパをしにか行ってしまった。
デスマスク先生の背中を何となく見送っていたら、同じ道を歩いてゆくカップルに目が止まる。
(あ、春麗ちゃんだ。いいな、今日も彼と一緒で)
長い黒髪を一本の三つ編みにした可愛い女の子は、クラスメイトの春麗ちゃん。隣を歩く、負けずに長い髪をした彼氏は、ひとつ上の紫龍先輩だ。
春麗と紫龍は公認の仲良しカップルで、登下校などいつも一緒に仲睦まじく歩いている。二人を見ていると、の心もほんわかしてくるのだった。
「いいないいなー。私もいつか星矢くんと・・・」
妄想をつい口に出しながら、フェンスに向き直る。
何かがすごいスピードで視界いっぱいに迫ってきたのは、まさにそのときだった。
「危ないっつっ!!」
誰かの声が、遠くから。
(えっ・・・)
頭の中、真っ白。
真っ白な中に、いくつも星が飛ぶ。
同時にガーン、というか、バコーン、というか、ものすごい音もして。
平衡感覚が、なくなった。
「倒れたぞっ!」
「大変だ!!」
グラウンドは騒然とする。
星矢の蹴ったボールが、フェンスを突き破り、その向こうにいた女の子を直撃したのだ。
「だっ大丈夫か!?」
張本人の星矢が、一番先にダッシュした。
「このノーコンが・・・」
コーチのアイオリアも青ざめながら後を追う。
星矢は勢いとパワーだけならチーム一といってもいい。だがノーコン。アイオリアが常に頭を痛めていたのがそこだった。
「おい、大丈夫か!?」
「下手に動かすな。とにかく医務室だ」
コーチに言われ、星矢はの腕を引っ張ろうとする。
「待て、俺が連れていくから」
この子とほとんど身長が変わらない星矢では、連れて行くのに一苦労だろう。そう思ったアイオリアの言葉を、星矢は思いがけない強い調子で突っぱねた。
「俺のせいだから、俺が連れて行く!」
うんしょっ、と尚も引き起こそうとする。言い出したら聞かないのは分かっている。アイオリアは仕方なく手伝って、星矢の背中に女の子を背負わせてやった。
「気をつけて行けよ」
の足先が地面につきそうだ。ほとんど引きずるようにして、星矢は歩き出した。
(こっち行けば医務室まで近いよな・・・)
校舎裏といういかにも怪しげな場所を通らなければならないが、とにかく一刻も早く医務室に連れて行かなくてはならない。何か起きたらそのときだ。
と思っていたら、早速『そのとき』は来た。
「おいこらァ」
ザシャッ、と立ちふさがったのは、いかにもな上級生たち数人である。ジャミアンとかディオとかアルゲティとかその辺なのだが、もちろん星矢はその名前も顔も知らない。
ガラ悪そうな上級生たちは、ニヤニヤとどう見ても友好的ではない笑いを浮かべながら、星矢を取り囲んできた。
「お前、一年坊主だな?」
「へへ・・だったら知らねえだろうが、ここを通るにはな、通行料ってモンが要るんだよ」
「金なんてねぇよ!」
部活中だったのだ、小銭すらポケットには入っていない。
「そうか、金がないのか。だったら・・・」
体のでっかい男が、わざとらしく星矢の頭から足先までを眺めてまわす。そして、背中のを指差した。
「その女を置いていけ。そうすれば通してやる」
「何だとっ」
「今夜のパーティは楽しめそうだな」
「女は久しぶりだからな」
ぎりぎり音を立てそうに歯を食いしばる星矢の眼前で、男たちは勝手に盛り上がっている。
その下卑た笑いが、星矢には我慢できない。もちろん、こんな奴らの中にを置いていくなんてもってのほかだ。
「さあさっさと女を置いて行け」
「良かったなぁ、その娘のおかげで、お前は無傷だ」
「・・・できるか・・・」
「なに?」
「そんなこと、出来るかっ!」
はっきりと放たれた言葉に、男たちは顔を見合わせて笑う。
こういう正義感ぶった奴は近頃滅多にいないが、それを挫いてやるのが面白い。これは遊べそうだ。
「いいカッコしなけりゃ痛い目見ずに済んだものを」
これ見よがしに関節をポキポキ鳴らす。
「殺さない程度にしておけよ」
「分かってるって」
じりじり、包囲の輪を縮めてくる。
星矢は上級生たちをにらみつけ、ぎゅっと右のこぶしを握った。
ケンカにはそれなりの自信がある。しかし、これだけの人数を相手に、しかもをおぶったままでは分が悪すぎる。何か方策があるわけでもなく、ただ逃げることだけは出来ない星矢は、とにかくやれるところまでやるしかないと腹をくくった。
「おらァ!」
「待てよ」
上から響いた声に、モーゼスは思わず動きを止めてしまう。
「誰だッ」
きょろきょろと上を見上げると、木の上に男のシルエットを発見した。
「寄ってたかって下級生いじめとは感心せんな」
「一輝!」
星矢が目を輝かせる。
「・・・一輝先輩と呼べ」
小さく抗議しつつ、二年上の一輝は木から飛び降りた。星矢と上級生たちとの間にすとんと着地する。
「ここは俺に任せて、お前は行け」
「一輝、見てたんならもっと早く出てこいよ」
「うっうるさい。文句を言うな」
ギリギリのところで出てくるのが一輝兄さんなのである。
「いいから早く行け」
「・・・済まない」
一輝は肩越しに少し振り向き、微笑んでみせる。
「いつも瞬が世話になってるからな」
やっぱり瞬か、と思いつつ、星矢もニッと笑い返した。
星矢と瞬は小学生の頃からの友達だ。女の子みたいだからといじめられることの多かった瞬をかばったり、瞬に宿題を見せてもらったり、それは仲の良い二人なのだった。
「後で必ず戻ってくるから!」
を抱えなおすと、校舎に向かって駆け出す。
「別に戻ってこなくていい」
バサッ、と上着を脱ぎ捨てると、一輝は大勢を相手に立ち向かっていった。
「おや、どうしたんですか?」
ノックもせずに勢いよくドアを開けて入ってきた生徒にも、医務室のムウ先生は動じない。
「俺が蹴ったボールが顔面にブチ当たって気絶しちゃったんだ。先生、治してくれよ。じゃあよろしく!」
背中におぶっていた女生徒をベッドに下ろしながら早口で説明すると、バタバタバタと出ていってしまう。
「まったく、あわただしいですね」
この学校では日常茶飯事だ。ムウはため息をひとつついて、立ち上がった。
「一輝ー!」
全速力で校舎裏に走りこむ。
そこで星矢が見たものは・・・。
「何だ、戻ってこなくていいと言ったろう」
白目をむいて折り重なるようにのびている上級生たちと、パンパン、と両手の埃を払う一輝の姿だった。
「すげえ・・・一輝ひとりで・・・」
ホントにあの瞬と兄弟なんて信じられない。
「フン。夕飯前の腹減らしにもならん」
悠々と上着を羽織る。
「一輝、部活やった方がいいって! 一緒にサッカーやろうぜ、面白いし腹減るぞ!」
「部活なんてやる気はない」
熱く誘う星矢をそっけなくかわし、背を向ける。
「俺は群れるのが嫌いだ」
お馴染みのセリフを残し、カッコ良く去ってゆく一輝兄さんだった。
「ちぇっ・・・」
しばしその背中を見送り、星矢はまた駆け出す。向かったのはまだ部活が続いているであろうグラウンドではなく、医務室だ。
さっき急いで先生に頼んだのことが気にかかっていた。
「先生、さっきの子は!?」
「しっ、静かに」
低く制されて口を閉ざす。ベッドに寝かされたは、まだ目を閉じたままだった。
「心配はいりませんよ。じきに意識も戻るでしょう」
「・・・良かった」
ほっとして、体の力が抜ける心地だ。
星矢はベッドのそばに置いてある椅子にドサッと腰掛けた。
白い。ただ白い。
何もない・・・。
(私・・・)
何をしているんだろう、と心の中で呟く。
とりあえず、目は開けることが出来そうだ。
(・・・)
目を開けたら、そこにいるはずのない人が、いた。
「あ、気が付いた」
星矢は、意識を取り戻したに笑いかける。心底、嬉しそうに。
「せっ星矢くん・・・」
なぜ!? どーして!?
いつもフェンスの向こうに見ていた大好きな彼が、目の前に。しかもこっちを見て、笑ってくれているなんて!
「ごめんなちゃん」
(なっ名前・・・私の名前を知ってるーー!?)
「俺の蹴ったボールが当たったせいで・・・」
それ以降の星矢のセリフなんて全然耳に入ってこない。
ちゃん、ちゃん、ちゃん・・・。
そこだけがエコーかかって頭の中に響いている。
は危うくまた気絶するところだった。
「どっどうして、私の名前を・・・」
「えっ・・・、あ、いや」
笑ってごまかす星矢の顔はほんのり赤くなっていた。
「いつも、見てるよね」
「え?」
「俺たちの練習」
「・・・うん」
知っててくれていた・・・。
ほとんど初めてまともに会話をしている。なのに、医務室でダウンというあまりカッコ良くないシチュエーションの上、気の利いたことのひとつも言えない自分が、情けない。
こんなに嬉しくてドキドキして、舞い上がってるのに。
「なんか、ちゃんに見られてると思うと、つい張り切っちゃってさ。それでこんなことに・・・」
「あっ何でもなかったからいいの! ホラ、元気だもん!」
ベッドから起き上がってアピールしようとしたところが、頭がクラっとした。
「危ない」
傾いだ身体を支えられ、心臓が止まりそうになる。
ふと見ると、ベッドを仕切る白いカーテンがひかれており、いつの間にか二人きりの空間になっているではないか。
(ひえ〜)
嬉しいけど嬉しいけど!
埃っぽい練習用ユニフォーム、ちょっと乱れた黒髪、大きく真っ直ぐな瞳。
フェンスの向こう、ずっと遠くにしか見たことのなかった憧れの姿が、近くに・・・こんなに近くに。
「あ、あのさ」
「はっはい」
の肩に手を置いたまま、星矢は言った。
「また、見に来てくれよな。俺、頑張ってノーコン直すから」
ニコッと笑う、その飾らない笑顔が眩しくて。もつられるように、笑った。
「・・・うん!」
うまく言葉が出なくても、ドラマみたいな素敵な場所じゃなくても。
こうして近くで話せて、良かった。
自然に笑い合えて、良かった・・・。
「いつまでも戻って来ないと思ったら、星矢の奴、何やってんだ」
その頃、医務室までやってきてカーテンを開けようとするサッカー部のコーチを、背後からムウが羽交い絞めにして止めていた。
「止めるなムウ!」
「まあまあ。若い二人に気を利かせてあげてもいいじゃありませんか、アイオリア」
「・・・ジジくさいこと言ってるな」
カーテンを閉めたのも、もちろんムウ先生の心配りなのだった。
そして今日も−。
「戻れ戻れ! 動きが鈍い!」
「そこだーッ!」
フェンスの向こうから、ただ一人だけを、目で追っている。
フェンスの向こうで見つめてくれている存在に、星矢はますます張り切って・・・いるのはいいが、暴走ぶりは増す一方で、今日も大きく外れて飛んだボールは部室の窓ガラスを粉々にしてしまった。
「まったく、あいつのノーコンはいつになったら良くなるんだ・・・?」
頭を抱えるアイオリアの苦悩を知ってか知らずか、グラウンド狭しと走り回る星矢だった。
頬を赤らめて見つめながら、は抱えたカバンをぎゅっと握る。中には、映画の券が二枚、入っていた。
(練習が終わったら、思い切って誘うんだ・・・)
見ているだけじゃ何も始まらないと、そう美穂は言っていた。自分にも、少し勇気が出せそうな気がする。
もしOKしてくれたら、週末はとびきりのおしゃれをして、出掛けよう。
フェンスの向こうで見るより、もっと色んな彼を、知りたいから。
・あとがき・
話の半分くらいはヒロインのちゃん、気を失っているような気がしますが。
コレはドリームといっていいものなのかどうか(笑)。星矢のサイトをウロついていたときに、学園モノ設定っていうのを見つけて、そこから考えてみた話です。
まぁありがちではありますが、初のパラレルドリームということで。
とはいえ、私は最近の少女マンガや少女小説を読んだことがないので、一昔か二昔前の学園モノとなっていると思います。特に不良たちにからまれる(笑)シーンは書いていてちょっと恥ずかしかったです。
文中でいちいち突っ込んだりはしなかったので、皆さんそれぞれ心の中で突っ込んでやってください。
キャラいっぱい出したいと思ったら長くなってしまいました。一応、星矢たちは中学一年生、白銀のにーさんたちは高等部の生徒、黄金聖闘士たちは先生、ということにしてみました。
ブロンズくんたちは五人出すように頑張ってみた。一輝兄さん目立ってますが、私のひいき。
楽しそうな学校ですよね! それにカッコいい人ばっかりで、美穂ちゃんじゃないですが、ミーハーになりそう。また機会があれば、学園モノを書いてみたいです。
先生と生徒の禁断の恋、とかも良さそうだなぁ・・・v
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